とはいえ、ヨーロッパやアメリカなどに比べると、日本はまだまだカウンセリングやセラピーを受けることに対して何らかの抵抗や距離を感じている人も多いような気がします。(自分はそこまで病んでない、とか、どんなことされるのか怖い、とか・・・)
私はこれまでに15回以上のカウンセリングのセッションを受けてみましたが(カウンセリング・ディプロマ・コースの一環として)、みんながもっとカジュアルに、例えば占いやアロママッサージに行く感覚で、カウンセリングを利用したらいいのに、って思うようになりました。
(いわゆる「悩み」とかがなくても、例えば、本当にやりたいことを見つけたい、とかお金の流れを変えたい、とかそういうテーマも有効です。アレルギー、肩こりなど慢性疾患にも対応できます♪)
というわけで、もっと身近に感じてもらえるように今日は「カウンセリングとは?セラピーとは?」について思いつくまま書いてみようかなと思います。
◎ 医師法に基づいて処方・処置をしてくれる心療内科とは違って、カウンセリングは悩んでいる内容を細かく聞き出していくことで解決法を一緒に探っていく、トーク中心のセッションです。病名をつけたり薬を処方したり、ということはしません。保険も適用されません。
臨床心理士など認定資格をもっている人もいますが、資格はなくても、経験や研究を生かしてカウンセリングを行っている人もたくさんいます。
◎ カウンセラーの仕事は、クライアントを説得したり、アドバイスしたり、問題を解決することではありません。クライアントが持つ悩みの根源になる思い込みやブロックになっている考え方(心の深いところにあるので自覚していない)を見つけ、解放するお手伝いをします。問題を解決するのは、あくまでもクライアント自身です。
◎問題がそれほど深刻でない場合は、いわゆるトークセッションのみで思い込みを見つけるだけでも楽になることはかなりありますが、扱うテーマによってはトークセッションだけで解放するのは難しく、その場合はセラピーやヒーリングなどの解放テクニックを使います。
※ 解放のセラピーテクニック(フォーカシング、EFT、マトリックス・リインプリンティング、ホメオパシー、レイキ、フラワーエッセンス、キネシオロジー、シャーマニックワークなど、カウンセラー、セラピストによって得意なツールがそれぞれあります。クライアントの好みもあります。)
◎ロンドンのカウンセリング・ディプロマコースで教えられたことによると、カウンセラー自身が偏見や価値観を多く持っていると、クライアントの問題の本質が見えにくくなってしまいます。そのため、カウンセラー自身が自分としっかり向き合っていることがとてもとても大切なのです。私のイメージでは、「よいカウンセラー=透明である」。
◎カウンセラーがクライアントの話を聞くときは、自分の思考回路に注意を払いながら、クライアントが話すことば、表情、動作などに全神経を集中させます。これをアクティブ・リスニングといいますが、かなりエネルギーを使います。カウンセラーはある意味「聞くプロ」なので、この聞き方は仕事モードでしかできません。プライベートのオフ・モードのときのトークとは別のモードです。
またカウンセラーは、身内や親しい間柄の人に普通はカウンセリング(トークセッション)を通常はあまり行いません。気心が知れているほど主観が入ってしまうため、どうしても無理が生じてしまうのです(透明でいることが難しい。しかし、相談やアドバイスは別。セラピーやヒーリングもやっています。)。
◎ 通常のカウンセリング、セラピーは、1回のセッションが1時間~1時間半。悩みの内容により2,3回から、または1年などの長期に渡って通うこともあります。基本的にはクライアント自身がどこまで楽になりたいかで回数を決めます。
◎ カウンセラー、セラピスト選びのポイントは、通いやすい場所の人、相性が良い人、自分の興味があるセラピーテクニックを持っている人、などです。セッションの料金は、経験や知識によってそれぞれなので、ご自分の経済状況や価値観に合わせて決めるといいと思います。ほとんどのカウンセラー、セラピストはホームページやブログを書いているので、それらを読んだり見たりしてピンと来た人が相性がよい可能性があります。近くにいない場合、電話やスカイプでセッションを行っているカウンセラーもけっこういらっしゃいます。
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