(高校生の頃は化学苦手だったのに・・・)
まずは原子の構造のおさらいから。
原子は、陽のエネルギーを持った原子核と、陰のエネルギーを持った電子からなります。
さらに、原子核は陽子とエネルギー的に中性な中性子から構成されています。
そして、それぞれのエネルギーの量は互いにバランスをとっていて、陽極と陰極は互いに引き合い、同極同士は反発し合っています。
そこまでは大丈夫ですね!?
電子は、電子核の周囲をすごい速度で回っています。それはさながら、地球や他の惑星が太陽の周りを回転しているのと似ています。つまり、原子は太陽系の縮図なわけです。
※ フラクタル構造:どんなに微小な部分をとっても全体に相似している(自己相似)
ような図形のこと(広辞苑)
電子、陽子、中性子を小太陽系としてまとめている『糊』のような役目を果たしているものがあります。原子のレベルでミクロの世界を観察してみると、原子核とその周りをまわっている電子の距離はスカスカに空いているのです。そのスカスカの部分、結合要素として働いているエネルギーが、宇宙のすべての事物をつかさどっている根源、究極の源です。
そのエネルギーの源が、原子を一つにし、惑星を一つにまとめ、そして宇宙全体を一つにまとめています。すべてを調和させているのです。
そして、さらにミクロの世界に行くと、このエネルギーは、クォークとかレプトンなどの素粒子でできていて、それを構成する数や組み合わせによって波動を作っています。
(ここまでが科学の現段階でわかっていることです。)
さて、ここからが本題です。
人間の魂が何でできているかというと、このエネルギーからできているのです。現在の科学では魂の存在を認めていません。なので、ここからが非科学、神秘、または精神世界といわれる領域になるわけです。
この波動エネルギーは知的エネルギーとも言え、原子や分子とは少し種類が違います。これが細胞の一部であり、DNAの一部であり、私たち自身でもあります。それが集合したもの全体が、宇宙であり、神とよぶ存在なのです。
これが、私たちの存在は神の一部だ、宇宙と一体だ、という理由です。
このエネルギーの源がすべての生を満たし、つかさどっています。すべての始まりであり、終わりでもあります。
キリストが「神は至る所にあり」と言った意味は、この知的エネルギーが至る所にある、という意味だったのです。
肉体はいつかは滅びる、しかしこの知的エネルギーは永遠になくなりません。
「エネルギーは作り出すことも破壊することもできない。変型させることができるだけである」これは学校で習いましたね(エネルギー保存の法則)。
このエネルギーでできた魂は、肉体の方が死ぬとその肉体を離れ、次に別の肉体に宿るまで、そのままの状態でいるのです。これがいわゆる輪廻転生です。
私たちはなぜ輪廻転生するのか。
それは、エネルギーの集合体である宇宙が「成長を志向する意識体」であるためです。
無限界に成長したいと願う宇宙が、自らを成長させるために想像した「学びの場」が、私たちの生きている物質的な世界です。
地球は、成長したいと願う宇宙が、様々な「試練」と「喜び」を通じて自らを成長させることができる「学びの場」の一つです。
私たちはさまざまな種類の肉体というアバターを選び、さまざまな時代や土地を選んで、この地球に体験学習にきます(地球は人気体験スポットらしい!)。
壮大なゲームといってもいいかもしれません。ゲームにはいろんなパターンがあって、1回だけでは成長度として物足りないので、今回は人間関係という「試練」にしよう、次はお金の「試練」、病気の「試練」、ハンディーキャップの「試練」、性の「試練」・・・、というふうに、何度もいろんなパターンのゲームを選び、経験します。
普通ゲームをするとき、難易度が高いほどクリアできたとき達成感がありますよね。それと同じく、「試練」が多ければ多いほど、克服するのが大変なほどレベルアップをはかることができます。1回のゲームで習得した学びは、次のゲームに生かすことによって、学びを蓄積していきます。また、やり残した課題は次のゲームに持ち越されます。次のゲームに行くときは、効率よく学ぶことができるように、前回のゲームのことは一旦忘れてしまいます。
そして、どんなパターンのゲームであっても習得する内容は同じ、まず最初に「自分を愛し、許し、信じる」、次に「他者を愛し、許し、信じる」こと。これは順番が逆にはなりません。まず1階があって、その上に2階があるのと同じです。
私たちの本質が、宇宙と同じエネルギーでできている、ということを知ると、一人ひとりの体と、宇宙を切り離している境界線という幻覚から自由になることができます。
また、人の命と全宇宙の価値は同じで、すべてがバランスを取っているので、一人ひとりの人間の魂ほど大切なものはありません。
万物すべてがフラクタル構造になっているので、ひとりの魂が少しでも進化すれば、宇宙全体の仕組みと動きに影響を与えます。
一人ひとりの魂は、それほど大きな意味を持っています。
しかし、大部分の人はこんなシンプルな宇宙のしくみを理解しようとしないので、空虚だったり、自己愛の欠如や無意味な争い、強欲などに悩まされてしまっています。ですが、病気やハンディーキャップ、人間関係、死など「思い通りにならないこと」がない人生なら、わざわざ生まれてくる必要性もないわけです。
このしくみを偉大な文学者や賢者たちは理解していたようでした。そのうち何人かのコメントを紹介して今日は締めます。
『ここにある』『あそこにある』といえるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。イエス・キリスト
論理や哲学や道理にかなった説明に頼る人々は、最終的にマインドの最善の部分を餓死させる。ウィリアム・バトラー・イェイツ
一粒の砂に世界を
一輪の野花に天国を
君のてのひらに無限を
そしてひとときのなかに永遠を
ウィリアム・ブレイク
人の魂は水にたとえることができる。
それは天から降り、天に戻ってゆく。
そしてまた、地上に戻る。
こうして、永遠に行き来しているのだ。
ゲーテ
私は死なないと、私は知っている。
これまでに、私が一万回も死んでいることは疑いがない。
あなた方が死滅と恐れるものを、
私は笑う。
私は時の大きさを知っているから。
ホイットマン
おお、読者の皆さんよ、もしわたしの書いたものの中に歓びを見出すなら、わたしの本を読んでください。なぜなら、私はこの世の中に、めったに戻ってくることはないのだから。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
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