D.カーネギーによると、「重要感」だそうです。
「自分には価値がある」と思えること。
そして究極の幸せ論は、「自分で自分自身の存在価値を見出せる」ということのようです。
自己重要感。自分が自分をどれだけ受け入れているか。どれだけ愛しているか。
人間関係における不和、問題は、すべてこれの欠如から起こると言ってもいいと思います。
これが欠如していると、他者に「自分をもっと重要な存在として扱って欲しい」と要求するようになります。特定の誰かに執着したり、過剰な期待をしたり、その期待どおりじゃなかったらむかっときたり、傷ついたり、許せなかったり。。。また、他者に求める以外にも、ギャンブル、過食、衝動買いに走ったり、整形手術、何かの中毒、すべては自己重要感への飢えを埋めるための行動だといえます。
ということは、自分を無条件に受け入れる(愛する)ことができれば、恋人がいなかろうが、お金がなかろうが、名誉がなかろうが、すぐにでも幸せになれるということなんですね。
でも、小さいころに親から言われたささいな一言が原因で、自分の存在価値が見出せなくなってそのまま大人になってしまったり、いつも兄弟や誰かと比較されて劣等感を持ってしまったり、特に今のような競争社会にいると、無条件に自分を受け入れることは本当に難しいのではないでしょうか。
私は去年半年、産業メンタルヘルスの電話窓口のバイトをしていたのですが、そこでたくさんのクレームや悩み、不安を聞いていました。そういう電話をしてくる人の一番やっかいな共通点は、「自分こそは被害者だ」と思っている人。同じことが起こっても、たとえば自己愛の高い人は、自分の能力に対して自然に自信があるので、おそらく自分を被害者としてみないでしょう。そして自分には状況を対処できる能力があると深いところで強く感じているので、言動にもパワーがあります。
一方、自己愛の低い人は、他者から誤解されたり(=受け入れられていない)、嫌なことをされたりすると、ものすごくこたえ、そして自分はOKだという感覚が低いので、自分を被害者としてみるかもしれません。
スピリチュアルな観点で言うと、自己愛の低い人は同じ周波数の人を呼び寄せるので、お互いに被害者という思いがあり、相手に与えてもらわないと、自分も与えない、つまりlose-loseな関係(両者とも負け)が出来上がってしまうわけです。
心底、I'm OKになると、心に余裕ができ、相手の立場になって物事が考えられるようになり、相手を無条件に受け入れることができる。そして、あなたに無条件に受け入れられた相手も、あなたによって重要感が与えられ、win-winな関係(両者とも勝ち)になれる、というわけです。
まずは、自己愛を高めること。
そのための方法は、今世の中にいっぱい溢れています。そういうものをみんな必要としている時代なんですね。本を読みまくったり、セミナーに行ったりして、自分にあう考え方や人生哲学を見つけるのもひとつ。
セラピーやヒーリングもさまざまな種類があります。
すでに自己愛の高い人と多くの時間を過ごすというのもお勧めです!!