今日は、2年前に受けた「内観法」というセラピーについて書きたいと思います。
ソクラテスは「汝己自身を知れ」と言いました。
自分を知ることからすべてが始まる・・・
私のエネルギーが大きく変わって、見える現実がガラッと変わったと思った転機は、「内観法」を受けた2年前だと思います。
私が受けた内観はちょっとオリジナリティがあるものだったのですが、一般的な内観法とは、その名の通り「自分の内面を観ていく」心理療法です。
やり方は、自分の身近な人(通常は母から、そして父、兄弟、パートナー、祖父母・・)に対して、
・していただいたこと
・して返したこと
・迷惑をかけたこと
という三つの観点で、自分自身を調べていきます。
これは日常的に一人でもできますが、朝から晩まで1日15時間そればかりを数日間行うという集中内観の方がより大きな効果を得られるので一般的です。
この内観法をするとどうなるのかというと、人はたいてい周囲や物事を主観的に見ていますよね。そうすると、普通はそれを自分の都合のいいようにしかとらえていませんので、たくさんの勘違いをしたまま年をとっていきます。それで結局その勘違いというフィルターを通して世の中を見ますので、人間関係でうまくいかなかったり、他人の評価ばかり気になったりして苦しみます。
内観法をすることにより、自分を冷静に観る眼と、事実をありのままに観る眼が養われますので、それまで自分の感情にコントロールされていたために観えていなかったものが観えるようになり、人生観がガラッと変わります。
これによりそれまでのわだかまりが解消したり、コンプレックスから解消されて自分自身をより深く受け入れることができるようになったりするのです。
※私が参加した内観メソッドでは、「真我の体験」「真我のめざめ」などと言ってました。
集中内観を受けてから自分のエネルギーが変わったと実感できたのは、教えていた高校のクラスの変化でした。
私は当時高校で音楽の非常勤講師として勤めていたのですが、それまではクラスをまとめて授業するというのがとても難しかったのです。担当するどのクラスも、やる気のない子、集中力のない子、反抗的な子、すぐにキレる子、素直じゃない子がいっぱいいるクラス、という印象で、毎回授業が終わるたびにドッと疲れが出ていました。
ところが集中内観を受けたあとぐらいから、クラスからそういう「私の授業の足を引っ張る子」たちがいなくなっていくのです。素直だし、授業を受ける姿勢は前向きだし、ど、どうしちゃったの!?という感じでした

あまりにも変化がすごかったので、こちらの方がその変化に対応できずに、慣れるのに時間がかかったほどです。
今でこそ「相手は自分の鏡」というしくみがわかっているので、それも当然だと思えますが・・・。
そうなんです。私はそれまで、自分の過去の姿を彼らに観ていたのです。
やる気のない自分、集中力のない自分、反抗的な自分、イラッとしている自分、素直じゃない自分・・・。
内観で過去の見直しを行って、いかに自分が傲慢だったかということに気づいて、そこでエネルギーが大きく変わったのです。
そうすると、もう投影は終わり。自分の映していたものを他人の中に見なくなります。
(最後まで無気力な子は若干残っていたので、そこ(怠慢)は修正されなかったみたいですが

だから、簡単に他人が変わってしまうのです。
他人が変わったというよりは、他人を見ている自分のフィルターが変わったという方が正しいかな。
集中内観は新しい自分を発見するのにはとても効果がある手法だと思いますが、人によってはそれだけ集中的に時間をかけたり労力をかけたりするのは難しいと思います。
今では、自分でもっと簡単にスピーディーに内面を知り自分のエネルギーを変える方法をたくさん知ってしまったので、内観をあえて積極的に人に勧めることはなくなりましたが、それ以来いろんなことを勉強してきて改めて思い返すと、いいセラピーだったなーと思います。
興味のある方は、全国に内観法を行っている研修所がいくつかありますので、調べてみられるのもいいかと思います。
でも、今私が行っているシータヒーリングやセラピーも、問題を創りだしている原因を過去に見つけ出して書き換えるということをやっていますが、1日12時間も部屋に籠らずとも、よりスピーディーに簡単に解決に導くことができると思っているので、エネルギーを変えたい!という方、ぜひクオレヴォーチェのハートトークセラピーをお試しくださいね!
って結局宣伝かっ!!!!←自分つっこみ